咬み合わせについて

咬み合わせについて

咬み合わせは、歯周病と並んで歯を失う大きな要因であり、全身の健康や健康寿命と深く関係しています。
咬み合わせの問題は、歯、咀嚼に関わる筋肉、骨(顎関節)、神経など、複数の要素が関連しているため、
悪い咬み合わせが全身に及ぼす影響は深刻です。

悪い咬み合わせが及ぼす全身への影響は多岐にわたります。
まず、身体や心の不調、老化、顔の歪み、姿勢などに影響を与えます。
咬み合わせが不適切な場合、筋肉のバランスが乱れ、筋肉のコリや痛みなどの症状が生じます。
さらに、関節の障害が進行すると、顎関節症などの症状が生じる可能性があります。

また、筋肉や骨格の歪みが神経や内臓に影響を及ぼすこともあります。
その結果、めまい、肩こり、腰痛、自律神経失調症、気分の変化などの症状が現れることがあります。
さらに、咬み合わせの問題が放置されると、心筋梗塞、脳卒中、誤嚥性肺炎、認知症などの重篤な疾患のリスクが高まる可能性があります。

このように、咬み合わせの問題は単なる歯のトラブルだけでなく、全身の健康にも深刻な影響を及ぼすことがあります。
そのため、適切な治療や管理が重要です。早期に歯科医師に相談し、適切な対策を講じることが、健康な生活を維持する上で重要です。

咬み合わせと虫歯の関係

虫歯や歯周病を予防するためには、口内の細菌によるプラークの管理が不可欠です。
クリーニングなどの定期的なプラークコントロールは、これらの疾患を防ぐための基本です。
しかし、虫歯や歯周病の根本的な原因となる咬み合わせの問題を放置していては、十分な予防効果を得ることができません。

適切な咬み合わせを実現することは、口腔の健康維持において重要です。
正しい咬み合わせによって、咬合力の調整が可能となり、虫歯や歯周病の発症や進行のリスクを低減させることができます。
また、歯の破折や移動、歯面の磨耗などの外傷を未然に防ぐこともできます。

健康な口腔状態は全身の健康とも密接に関連しています。
そのため、歯周病や虫歯だけでなく、咬み合わせの健康状態も定期的にチェックすることが重要です。
定期的な歯科検診を受け、虫歯や歯周病のリスクを評価し、必要に応じて治療を行うことはもちろんのこと、
咬み合わせを含めた総合的な口腔検査を定期的に受けることが健康寿命を延ばす上で重要です。
口腔内の健康状態を総合的に管理することで、全身の健康を維持し、より良い生活を送ることができます。

参照:J-STAGE 日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jacd1999/23/2/23_2_158/_article/-char/ja
参照:愛知学院大学 歯学・薬学図書館情報センター・ホームページ https://www.slib.agu.ac.jp/underconstruction/underconstruction.html

           

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