【ホワイトニングとは？】

ホワイトニングとは、薬剤により歯を白くするための施術のことを言います。
歯磨きやクリーニングでは落ちない、加齢や飲食物による着色を歯を削らずに白くする方法です。

【歯の変色の原因】

外的要因と内的要因の2つの要因があります。

・外的要因
前回のコラムにもあった、着色(ステイン)は飲食品に含まれる色素やタバコのヤニ（ニコチン、タール）などが歯の表面に固着したもので歯の黄ばみなどの原因になります。
虫歯は初期の場合は白っぽいですが、進行し穴が開くと黒っぽく見える原因になります。

・内的要因
加齢、神経を取る処置による変色、もともと象牙質暑く歯の色が黄色っぽいという人もいます。

【ホワイトニングの種類】
歯科医院で受けるオフィスホワイトニングと自宅で行うホームホワイトニングがあります。
より効果を高めるために、2つのホワイトニングを組み合わせて行うデュアルホワイトニングをことも可能です。

《オフィスホワイトニング》
歯科医で行うホワイトニングのことです。
オフィスホワイトニングは、過酸化水素水を使用して内部の色素を分解し白さを出し、その後強い光を当てて薬剤の作用を高めホワイトニングしていきます。
ホームホワイトニングに比べるとオフィスホワイトニングでは濃度の高い薬剤を使用するので、短期間で効果が現れる、拘束時間が短い、というメリットがありますが、ホームホワイトニングよりも色が戻りやすい、治療後にしか施術できないというデメリットもあります。

《ホームホワイトニング》
歯科医に通わず自宅で行うホワイトニングのことです。
ホームホワイトニングでは過酸化尿素を使用しているため内側に浸透後汚れを落とします。
まず、初回は歯科医で歯並びに合ったマウスピースを作製し、その後自宅でホワイトニング用の薬剤をマウスピースに入れホワイトニングしていきます。
知覚過敏の痛みが起こりにくい、金額が抑えられるというメリットがありますが、
オフィスホワイトニングよりも即効性に欠ける、継続しないと効果実感しにくいというデメリットもあります。

《オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの併用》
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用するホワイトニングのことです。
オフィスホワイトニングの即効性と、ホームホワイトニングの持続性を合わせることが出来るので
白さを追求したい方にはおすすめの方法です。

【ブライダルホワイトニング】

さらに最近では、ブライダルホワイトニングをする方が増えてきています。
結婚式にむけて、脱毛、スキンケア、まつ毛エクステなど美容ケアを始める方も多いと思いますが、
それにプラスで歯列矯正やホワイトニングします。

結婚式までの期間を逆算し自分に合った方法を選択します。
結婚式までの期間が短い方はオフィスホワイトニング、式までに時間がある方はホームホワイトニングを選択される方が多いです。

【注意点】

虫歯や歯周病がある場合は治療が最優先になります。
ホワイトニング期間中に虫歯が進行してしまうのを防ぐためと、知覚過敏になるのを防ぐためです。

ホワイトニングの薬剤の影響がないとは言い切れないので妊娠中、授乳中はホワイトニングはできません。

詰め物や差し歯などの人口歯にはホワイトニングできないので注意が必要です。

さらにホワイトニングによって得られる効果は、永久に持続するものではありませんので定期的にホワイトニングしていただくことをおすすめいたします。

このようにいくつかの注意点がありますので、それらを理解した上で治療を受けることが大切です。
ホワイトニングについて疑問や不安があれば、当院にお気軽にご質問ください！

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【出展】

一般社団法人日本歯科審美学会

https://www.jdshinbi.net/information/whitening.php#:~:text=%E6%AD%AF%E3%81%AE%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AF%E5%BA%83%E7%BE%A9,%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%82%92%E6%84%8F%E5%91%B3%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

日本歯科医師会

https://www.jda.or.jp/park/trouble/white.html