国民皆歯科健診とは

国民皆歯科健診とは、国から定められている1歳半〜3歳までに義務付けられている歯科健診及び、
小学生から高校生まで毎年行われる歯科健診があります。
大人になると、自分自身で歯科に足を運び健診を受ける必要があります。
しかしながら現状は歯や歯茎など痛みや症状が出てから歯科を受診する方が多いように感じます。
健診を受けることにお口のトラブルを防げるのです。
老若男女年齢を問わずに、国民全員が定期的に歯科健診を受けることを目標とし、歯科検診の義務化の導入を2025年としています。

皆さんもこれを機に、歯科健診を受けてみてください！まずは自分自身のお口の状態を理解することから始めましょう。

歯科健診でわかること

・虫歯の有無
→レントゲン写真の撮影による目視では見えない歯が重なっている部分などの虫歯などを見つけることができます。

・歯周病の進行度
→歯周ポケットの深さを測定することにより、歯周病の進行具合を確認できます。その際に歯茎の中についている歯石などを探知することもできます。

・出血量
→歯周ポケットの深さを測定する際に歯茎を触りますが、その際の出血率を確認できます。
歯茎が腫れていると出血量が増えます。
普段歯磨きをしていて出血が多い人は自分がどのレベルなのかを数値で見えるのでわかりやすいです。

・レントゲンによる骨吸収
→歯を支えている骨の吸収具合を確認できます。
歯周病が進行していると骨が溶けてグラグラになることもあります。

このように様々な面からお口の情報を収集できるのです。

歯科への足が遠のいてしまうと、自分自身では症状に気づかないうちに進行していることもあります。

早期発見、早期治療をすることで簡単な処置で済むことがあります。

参照：厚生労働省　歯の健康　https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b6.html
参照：厚生労働省　歯科口腔保健関連情　https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/shikakoukuuhoken/index.html